本計画は集落の復元等を市民と生徒が主体となって実施することで、史跡についての理解、親しみが増すと共に、史跡整備事業終了後も地域主体の活用、運営が行われることを目指しています。事業実施中は、市民と生徒が中心となって整備工事の段階から参加し活用をしていく「手づくり整備」をコンセプトとして進め、市民公募や地元中高一貫校の授業である「郷土学」での体験学習、復元作業、史跡の理解を深める歴史講座等を併せて開催しています。
その実施は文化財保護活用団体及び地元の代表者からなる「史跡地蔵田遺跡保存活用運営委員会」からの提案に基づき、市民主導で行われています。また、事業終了後も体験、体感できる野外展示として復元集落を活用し、積極的、効果的な運営が継承されるようにその周知を図っています。
以上の事業実施に際してのテーマ等に関して、計画面から整理すると以下の通りです。
計画の実施に先立ち、地蔵田遺跡の愛称募集の結果、御所野「弥生っこ村」の愛称が採用されています。従って本計画のテーマについては、以下の計画の柱及び実施方針を反映したものです。
本計画ではそのテーマに沿って、次の2項目を計画の柱としています。
計画の実施にあたっては、先の計画の柱を踏まえ、次の3つの方針に基づいて進めています。