史跡慧日寺跡の整備は、本寺地区を中心に、戒壇地区・観音寺地区の二地区を含めた全体像にも配慮し、以下のコンセプトに基づいて進めています。
磐梯山麓に展開し、会津仏教文化の中心であった山岳寺院の往時の姿を分かりやすく再現するとともに、特色ある活用を図るため、慧日寺の中枢伽藍が存在した本寺地区より、復元を中心とした整備を実施しました。
磐梯山に代表される自然や景観のつながりを顕在化するために、町全域を視野に入れ、自然と歴史遺産を一体化した広域ルートを計画しています。
慧日寺跡から導き出される歴史的意義は徳一の存在、寺院の変遷とその時代的背景、山岳信仰に基づく日本的信仰観など、多種多様です。
これらの歴史的蓄積は情報センターとして慧日寺資料館が総合的な情報提供を行うとともに、史跡の復元建物等も含めた全体的な連携を図ることを目的としています。